日経新聞 半歩遅れの読書術(2018年)

日本経済新聞の書評『半歩遅れの読書術』で、2018年に紹介された本の一覧です。




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2018年1月6日(土):【半歩遅れの読書術】

物理学が開く世界への新しい扉

歌人・細胞生物学者:永田 和宏

2018年1月13日(土):【半歩遅れの読書術】

「理系」の生態描く漫画に共感

歌人・細胞生物学者:永田 和宏

2018年1月20日(土):【半歩遅れの読書術】

<悪>志向する短歌の衝撃 10代で読まなくてよかった

歌人・細胞生物学者:永田 和宏

2018年1月27日(土):【半歩遅れの読書術】

時間意識探る名著の箴言 詩作の本質 言い当てる

歌人・細胞生物学者:永田 和宏


2018年2月3日(土):【半歩遅れの読書術】

明晰な論理の辺境ルポ 未知の世界の扉開いた原点

作家・探検家:角幡 唯介

2018年2月10日(土):【半歩遅れの読書術】

理性と狂気が奇妙に地続き

作家・探検家:角幡 唯介

2018年2月17日(土):【半歩遅れの読書術】

旧石器捏造事件のスクープ 探検より難しい真相追究

作家・探検家:角幡 唯介

2018年2月24日(土):【半歩遅れの読書術】

旅の相棒、犬と考える文明

作家・探検家:角幡 唯介


2018年3月3日(土):【半歩遅れの読書術】

「戦後民主主義少年」の後悔 歴史観超える文学の面白さ

経済学者:岩井克人

2018年3月10日(土):【半歩遅れの読書術】

古代エジプトからセザンヌまで 事物の「本質」描く歴史学ぶ

経済学者:岩井克人

2018年3月17日(土):【半歩遅れの読書術】

「目には目を」に込められた英知 悲劇に教わる和解への道

経済学者:岩井克人

2018年3月24日(土):【半歩遅れの読書術】

役柄誇張する推理小説の文法 人間の愚かさ描くユーモア

経済学者:岩井克人

2018年3月31日(土):【半歩遅れの読書術】

資本主義社会だった日本の中世 古文書から始まる知的冒険

経済学者:岩井克人


2018年4月7日(土):【半歩遅れの読書術】

労働を記録した哲学者の知恵

作家:津村記久子

2018年4月14日(土):【半歩遅れの読書術】

なぜ忌まわしい「通勤」が必要か 自由につながる発明だった

作家:津村記久子

2018年4月21日(土):【半歩遅れの読書術】

いらぬ恨みに外国語の勉強 がんばりたい時の力に

作家:津村記久子

2018年4月28日(土):【半歩遅れの読書術】

「あの人たち」の闇に迫る考察 モラハラ被害者への励ましに

作家:津村記久子


2018年5月5日(土):【半歩遅れの読書術】

雑音合わせるか無音選ぶか 作品に応じて耳栓使い分け

日本文学研究者:ロバート・キャンベル

2018年5月12日(土):【半歩遅れの読書術】

100年前の日本文学の臭気読む 清浄な香りのアロマの出番

日本文学研究者:ロバート・キャンベル

2018年5月19日(土):【半歩遅れの読書術】

近世詩には美酒を合わせる とけあう芳醇な味わい

日本文学研究者:ロバート・キャンベル

2018年5月26日(土):【半歩遅れの読書術】

さらさらじめじめ 物語を肌で 夏の着物で意識をシャープに

日本文学研究者:ロバート・キャンベル


2018年6月2日(土):【半歩遅れの読書術】

「保守」のあり方考える契機に

政治学者:中島岳志

2018年6月9日(土):【半歩遅れの読書術】

芸の幅を広げるには人間の幅を 無頼の棋士に見る平衡感覚

政治学者:中島岳志

2018年6月16日(土):【半歩遅れの読書術】

人生の師からのアドバイス 思想は身近な人間関係にこそ

政治学者:中島岳志

2018年6月23日(土):【半歩遅れの読書術】

土着世界から水俣病問い直す 加害/被害の二元論超えて

政治学者:中島岳志

2018年6月30日(土):【半歩遅れの読書術】

インドで読んだガンディー 身体全体で作品と交わる

政治学者:中島岳志


2018年7月7日(土):【半歩遅れの読書術】

説経節の語り 現代の書きことばに

人間行動学者:細馬宏通

2018年7月14日(土):【半歩遅れの読書術】

記憶たぐる手続きに触れる 子供の時間 大人のことばで

人間行動学者:細馬宏通

2018年7月21日(土):【半歩遅れの読書術】

古典の現代語訳にくらくら 「やらかす」衝動を言葉に

人間行動学者:細馬宏通

2018年7月28日(土):【半歩遅れの読書術】

「無」に「ナシング」と振る発明 別の存在の仕方への想像力

人間行動学者:細馬宏通


2018年8月4日(土):【半歩遅れの読書術】

物理学も「創作」と知り得心

ノンフィクション作家:高橋秀実

2018年8月11日(土):【半歩遅れの読書術】

話をつくりながら辿るのが記憶 時空を超える文学の原点

ノンフィクション作家:高橋秀実

2018年8月18日(土):【半歩遅れの読書術】

映画きっかけに考えた転生 「お互い人間」は勘違い

ノンフィクション作家:高橋秀実

2018年8月25日(土):【半歩遅れの読書術】

女性が執筆した日本語辞典 変換できぬ気持ちを読む

ノンフィクション作家:高橋秀実


2018年9月1日(土):【半歩遅れの読書術】

別世界に飛べるエンタメ小説 時に歴史書より勉強に

ドイツ文学者:中野京子

2018年9月8日(土):【半歩遅れの読書術】

オペラ界巨匠と映画監督の恋 舞台よりドラマチックな現実

ドイツ文学者:中野京子

2018年9月15日(土):【半歩遅れの読書術】

旅のお供に既読ミステリー 読み返して仕掛けを検証

ドイツ文学者:中野京子

2018年9月22日(土):【半歩遅れの読書術】

輪廻転生描くSF小説 「この人生」のかけがえなさ

ドイツ文学者:中野京子

2018年9月29日(土):【半歩遅れの読書術】

記録文学が描く圧倒的なヒグマの姿 獣との闘いの歴史に思い

ドイツ文学者:中野京子


2018年10月6日(土):【半歩遅れの読書術】

宥和は常に誤りなのか

批評家:浅田彰

2018年10月13日(土):【半歩遅れの読書術】

メディア都市とトランプ村 ネットの影に立ちすくむ世界

批評家:浅田彰

2018年10月20日(土):【半歩遅れの読書術】

支持される「露悪」に抗するには 現実的な「再配分の政治」を

批評家:浅田彰

2018年10月27日(土):【半歩遅れの読書術】

哲学志したマクロン大統領 忘却との闘いにこそ歴史が

批評家:浅田彰


2018年11月3日(土):【半歩遅れの読書術】

読み終えるまでの弟子入り 師匠は少しヤバめがいい

歌人:斉藤斎藤

2018年11月10日(土):【半歩遅れの読書術】

外国人の日本語の誤用を味わう 気持ち的にはこれが正解

歌人:斉藤斎藤

2018年11月17日(土):【半歩遅れの読書術】

おしゃべりな背表紙の声

歌人:斉藤斎藤

2018年11月24日(土):【半歩遅れの読書術】

通知表の書き方に見る現代 ポジティブな言い換えに涙

歌人:斉藤斎藤


2018年12月1日(土):【半歩遅れの読書術】

ノーベル賞作家の禁欲的な文体 話し言葉もまた熟慮の末に

作家:小野正嗣

2018年12月8日(土):【半歩遅れの読書術】

語られぬ悲哀と後悔描く技術

作家:小野正嗣

2018年12月15日(土):【半歩遅れの読書術】

実人生が素材の大江文学 虚構の世界に作る居場所

作家:小野正嗣

2018年12月22日(土):【半歩遅れの読書術】

不確かなアイデンティティ 他者との共生がもたらす問い

作家:小野正嗣